Impressions

BLOODBOUND / Nosferatu (2005)

投稿日: 2005/12/20

スウェーデンのメロディック・ハード・ロック・バンド STREET TALK のリーダー Fredrik Bergh (key, b) が新たに立ち上げた正統ヘヴィ・メタル・プロジェクト BLOODBOUND のデビュー・アルバムは、不死の悪魔ノスフェラトゥとの戦いを描いたストーリー・アルバム。

ジャケはご覧のとおり最悪レベルの酷さだわ、4人のメンバーは(メロハー野郎なハズの Fredrik も含めて/苦笑)何故かブラック・メタリックなコープス・メイクと共に邪悪なポージングを決めているわで妙に色物的な雰囲気を醸し出しつつも、演ってるのは至ってまともなクラシックなヘヴィ・メタルなのが笑える。(笑)

メロディックなギター・ワークが全体を引っ張る IRON MAIDEN ルーツの強固な地盤の上で近年の欧州メロディック・メタル的なキーパーな煌びやかさを走らせる楽曲は、さすがに一部でその名が引き合いに出されてる LOST HORIZON の域には全く達してない (^o^; ものの、シンガー Urban Breed (TAD MOROSE) によるちょい Jonny Lindqvist (NOCTURNAL RITES) 似の明快な勇壮歌唱(with 壮麗コーラス)が印象的なメロディを雄々しく歌い、ギタリスト Tomas Olsson のネオ=クラシカルな弾きまくりが冴え渡る、確かにピュア・メタラーの心をくすぐるツヴォを得た佳曲揃いだわコリャ。

パッケージングのニセモノくさい胡散臭さに一歩退きつつも、どう考えても名曲レベルのタイトル・トラック #3 "Nosferatu" に、メタル・パワー漲る握り拳を天に突き上げてる自分がいる。(苦笑)

 (Dec. 20, 2005)

満足度 : 86
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