Impressions
フィンランドのメロディック・デス・メタル・バンド THE WAKE のデビュー・アルバム。
「フィンランド」「Spikefarm」「強烈なる扇情的サウンド」「流麗なツイン・ギター」「哀感を漂わせる」・・・これらのキーワードを目にしただけで、ついつい財布の紐を緩められまくりな困った体質をなんとかしなきゃなぁ・・・。(泣)
平均20才ソコソコの若き4人組によって奏でられるのは、ツイン・ギターの旋律が端整にリフを構成する往年の IN FLAMES, DARK TRANQUILLITY スタイルの楽曲にテクニカルなギター・リックを被せたという、つい食指が動いてしまいがちなものだ。
・・・が、ありがちな楽曲の数々、そして旋律とリズムを一生懸命に追うばかりでアグレッションが欠落してしまったプレイ・・・と、聴いていて時間が勿体無く感じるほどに、決定的につまらない。(汗)
作り自体は細かな部分までしっかりしているしプロダクションも良好なので、じっくり聴き込めば徐々に良さが見えてきそうな気はするんだけど、残念ながら「リピートさせる魔力」がないのもまた辛いんだよな。(苦笑)
ボーナス・トラックとして収録された IRON MAIDEN のカヴァー #12 "Deja-Vu" もイマイチ・・・。
(Dec. 18, 2003)
満足度 : 47%