Impressions
PRETTY MAIDS / Carpe Diem (2000)
投稿日: 2000/11/20
最初一回聴いたときは超退屈に感じてしまい、ついつい「なんじゃこりゃあ!」((c)ジーパン)と叫んじまった。
が、何が何が! "Back to Back" の幻影を求めるファン向けの印象的なツインギターを配したファスト・チューンと、近年の彼らならではの持ち味になった甘酸っぱいメロディが炸裂する胸キュン系ポップ・ナンバーを交互に配するというここ何作かの作風と全く変化のない方向性の本作、メロウさとヘヴィさが好バランスなタイトルトラック "Carpe Diem"、ドラマティックに構築されたギターソロが秀逸なヘヴィ・チューン "Tortured Spirit"、そして気負わない哀愁が自然と心に染みるポップ・サイドの佳曲 "Clay" をはじめ、今回はメロディがなかなか充実してるじゃん。(嬉)
そしてここに来て Ken Hammer の踏ん張りが目立っているのが驚き。どの曲でもフックとなり得る耳を惹くギター・フレーズを丁寧に綴る姿は、安定期かと思われている PRETTY MAIDS の今後のさらなる飛翔への期待を抱かせるものだ。頑張れ!
満足度 : 83%