Impressions

SINKADUS / Cirkus (1999)

投稿日: 1999/02/20

やっぱ音楽って、純粋に音だけじゃなくってイメージ/ルックスも大事なのよね~。(今月はコレばっかだね/泣笑)
このスウェーデンの SINKADUS、PROG-FEST でトリを務めたというほどの実力者であるのは一聴して明らかだし、楽曲だって KING CRIMSON の暗黒不条理世界を YESGENESIS の叙情性で調理し、GENTLE GIANT 辺りの風格を加味したような私好みの優れもの。
・・・だが、どーーーーにものめり込めない。
曲名/歌詞がすべてスウェーデン語(ブックレットに英訳は掲載されている)なのが、ちょっと感情移入の障害になってるのも確かだし(といっても歌のパートは極端に少ないですが/汗)古臭いギターサウンドもイマイチ「ううむ」なのではあるが、最大の要因はそのメンバーのビジュアルとバンドのイメージキャラで醸し出す、どーしょーぉもないマイナー臭だ。どう見ても普通の人々。特にフルート奏者とピアノ&Voの2人の女性メンバーが完全に「子育てが完了した田舎のおばちゃん」で、2人合わせて200kgは堅そうなのもまた涙を誘う。勝手に期待した私のせいですがね。(激涙)
そのうえイメージキャラである妙なセムシ男は、全然ジャンルは違うが MAGODE OZ のキャラのマイナー臭を256倍ほど倍加させた佇まいで、ハッキリ言って超気持ち悪く、コイツの使用を容認するメンバーには尊敬の念さえ抱いてしまう。(苦笑)
とは言いつつも、やっぱ音は音。北欧ネオ=プログレッシブ一派の中ではカナリの個性派且つ実力派ですよ。ナンだカンだ言ってメロディの中核を成すナイーブなフルートにはグッと来ちゃうし。(99/02/14)

満足度 : 72
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