Impressions
オランダのフォーク/ヴァイキング・メタル・バンド HEIDEVOLK が2005年に自主リリースした1stフルレンス・アルバムが、Napalm Records から2ndアルバムリリースと同時に再発。
"The Desire to Fight is Born" という意味のタイトルを持つ本作の時点で、無骨にシャッフルする勇壮なメタル・エッジの上でむさ苦しいことこのうえない「男男ツイン・ヴォーカル」(笑)がフォーキーな漢旋律を朗々と歌い上げる・・・という、後にリリースされる2ndで聴けるスタイルがほぼ完成しているのが聴いて取れる。
OTYG や METSATÖLL に通じるシケシケな牧歌的風味が支配的という意味では2ndとほぼ同様の印象ながらも、曲によってはヴァイオリンや笛の活躍による叙情的な殺傷力を新作以上に強く発散する場面もあり、Napalm が本作をリ・リリースする判断を下した気持ちがよくわかる。
ちなみに、「ワシの武器は素手じゃーwww」と言わんばかりの屈強なギタリスト Reamon Bomenbreker が、同郷のバトル・メタル・バンド THRONAR のシンガー Reamon Bloem と同一人物だってのを、今日つい先程知ったYO。。。(恥)
(Jun, 16, 2008)
満足度 : 83%