Impressions

DIMMU BORGIR / Death Cult Armageddon (2003)

投稿日: 2003/10/20

ノルウェーが誇るシンフォニック・ブラック・メタルの最高峰 DIMMU BORGIR の 6th アルバム。

いやー、参った参った。全編をゴージャスに包み込む Prague philharmonic Orchestra による有機的なオーケストレーションが彼ら DIMMU BORGIR が本来持っていた禍々しい威厳を倍加させることに成功した本作は、邪悪な美しさに鈍く輝く分厚い音の壁を一聴した瞬間に、彼らが現存するバンド群の中の頂点近くに位置するという事実を認識させられる一大傑作!

ブラストでも音圧が落ちない Nicholas Barker の激パワフルなドラミングが支えるヘヴィ・メタルのエキサイトメントの合間から悶絶を誘う優美なメロディが荘厳に響き、そこに凄まじいオーラを放ちまくる Shagrath 様のカリスマティックなグロウルが交わった時に発生する破壊的な負のエネルギーが運んでくるカタルシスは、ホンットに美味なんだよね。

壮大なる慟哭絵巻である #2 "Progenies of the Great Apocalypse", #7 "Allehelgens Dod I Helveds Rike" などで聴ける ICS Vortex のメロディックなクリーン・ヴォイス・シンガロングが魔天に響き渡ってゆく様もマジ鳥肌&号泣モノ・・・マジタマランッス!p(TwT)q

もちろん、馬鹿馬鹿しいまでの邪悪さを演出したブックレットも超々高ポイント。Galder 先生最強ッ!(笑)
 (Oct. 05, 2003)

満足度 : 93
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