Impressions
フィンランドのメロディック・メタル/ハード・ロック・バンドLEVERAGEの4th。
前作から10年(!)ものスパンが空いてしまったが、そのダイナミクス溢れる独特の旋律美/構築美には些かの衰えもなし。シンガーがURBAN TALEのKimmo Blomに交代し前任者とのキャラの違いに一瞬の違和感を感じたが、よく練り込まれた劇的な楽曲群の流石の出来の良さの前にそれはすぐさまに消失。
フィジカルなロックの弾力と硬質なメタルエッジが好バランスで対峙する中、中心人物Tuomas Heikkinen (g)と新加入Mikko Salovaara (g/DAIMONIC, KIUAS, METAL DE FACTO)の2人が紡ぐこれまでの作品にないほどに密度の高いギター・パートも魅力。
満足度 : 80%