Impressions
うわ、前作で致命的な泣き所だった音質がかなり改善されて、第一印象は◎!
最近山のように登場して来たイタリアン・シンフォニック・メタル軍団の中でも、HELLOWEEN, ANGRA の影響を最も色濃く感じさせる楽曲群はあくまで流麗で、煌くクラシカル展開には、胸が躍らざるを得ない魅力に満ちている。
が、哀しき激情を吐露しつつキャッチーなメロディの魅力を増す役割を担っていながらも、悪い言い方をすれば「ヘナチョコ」なハイトーンがメタルの剛健さに欠ける危うさを醸しだすという「諸刃の剣」的なナイーヴで柔らかい感触のヴォーカルを認めるかどうかが鍵かも。最初はあの「細さ」気になったなぁ。ま、そのうち慣れてくるんでゼンゼン気になりませんが!(笑)
あと、相変わらず精密さにかけるギター・パートも、なんとも「惜しいっ!」って感じ。と文句を垂れつつも、8曲目 "Satan Arise" ~ 9曲目 "Why Did You Kill the Princess ?" で悶絶する毎日であります。(にこ)
パート2が楽しみだ!
満足度 : 85%