Impressions
SYCRONOMICA / Gate (2006)
投稿日: 2007/01/20
ドイツの長髪6人組シンフォニック・メロディック・ブラック・メタル・バンド SYCRONOMICA の2ndアルバム
シンフォニックなアレンジを施したダイナミック&ドラマティックな楽曲は、DIMMU BORGIR, CRADLE OF FILTH を上手ぁ~くお手本にしたスタイル。デビュー作 "Paths" のあまりの良さにこの新作にも並々ならぬ期待が募っていたんだけど・・・うーん、今度はちょっと普通かなぁ。。
デビューから今日までの著しい成長によって思慮深い整合感を得たことで、前作を包んでいた馬鹿馬鹿しいまでの勢いの良さが緩和され、結果、それがカヴァーしていたプロダクションのチープさが表面に浮かび上がってきちゃった感じ。
それでも、ヴァイオリン/ストリングスやピアノをフィーチュアして DARK LUNACY バリに悶々とした叙情フレーズを垂れ流す様や、難解な謎を紐解く快感が嬉しいプログレッシヴな混沌の存在など、ナイスな聴きドコロが決して少なくない力作であるのもまた事実。
おぉ、そう書きながら聴き進めてるうちに、だんだん良くなってきたぞコレ。(自己暗示)
(Jan, 20, 2007)
満足度 : 84%