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THY MAJESTIE / Hastings 1066 (2002)

投稿日: 2002/09/20

イタリアン・メディヴァル・オーケストラル XaMetal バンド THY MAJESTIE の 2nd アルバムは、アッと驚く大化け具合。
イングランド発祥の起源となった「ヘイスティングスの戦い」をテーマに据えたコンセプト作らしく、S.E. 的な小曲を交えながらエピックに展開するその姿は前作同様に超 RHAPSODY 的。それでいて「やっぱり RHAPSODY には及んでない」ってのは無理もない当然の事実なのだが、この THY MAJESTIE の恐ろしいところは、幾つかのファクターでは RHAPSODY を凌駕せん凄みを見せ付けている点だ。
混声合唱を大胆に配してドラマティック極まりなく盛り上がる様の THERION の域に迫るかの勢いと、この手のオーケストラル・メタルとしては異例な程フィーチュアされたテクニカルなギター・ソロ・パート等、そのサウンドの端々に彼らが単なるフォロワーに終わっていないと確信させられるポイントを感じ取ることが出来る。
前作ではショボさが目立ったシンガー Dario Grillo の急成長も本作のトピックの一つで、やや無個性ながら北欧ハード・ポップにも通じるマイルドでクリアな味わいの意外にレンジの広い歌声で歌われるメロディの悶々としたキャッチーなメランコリックさが、楽曲よりはムード重視という傾向が強かった前作とは比較にならぬほどに充実しているのも嬉しい。
さすがにまだ全曲で悶絶というわけにはいかないが、#2 "The King and the Warrior", #5 "The Sight of Telham Hill", #8 "The Scream of Teillefer" と、絶妙のタイミングで悶絶メロディと共に疾走をかます楽曲の威力は相当なもの。
シンフォニック&オペラティックに生まれ変わった STRYPER のカヴァー、#15 "In God We Trust" が単なるボーナス・トラック以上のハマり具合を見せているのもお得な感じぃ。

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