Impressions
SCREAMING SHADOWS / In the Name of God (2006)
投稿日: 2008/06/20
イタリアのメロディック・パワー・メタル・バンド SCREAMING SHADOWS の2ndアルバム。
これまでこのバンドの存在自体知らなかったんだけど(汗)、チョイ前に飲みに行ったDJイベントでかかった #1 "Where Reigns the Sword" のあまりの名曲っぷりにソファーから転げ落ちた。で、家に帰って即注文。
ナイーヴな甘さも保持する明快ヴォーカルがイタリアン産メロディック・メタル・カラーを滲ませつつも、その魅力のコアはNWOBHMっぽくも感じるイモめなおおらかさと、それを纏め上げるネオ=クラシカルなツイン・リードの極上の叙情スリル。
実は、それらの要素が完璧なバランスで詰まった衝撃的な三連チューン #1 "Where Reigns the Sword" 以外の楽曲は、所によりややヴァラエティ広げ過ぎちゃった感じでボチボチだったりするんだけど、この一曲さえ存在すれば全然惜しくはないな。
中心人物でもあるギタリストの Francesco Marras は、やや粗さが目立つではあるけど、ここぞという場面で強い殺傷力を発揮するクラシカルなセンスはなかなかのもの。メンバー交代に喘ぎつつも一応継続的に活動してるみたいなので、ぜひ頑張って次作も作って欲しいわ。
(Jun, 27, 2008)
満足度 : 85%