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MYRIADS / Introspection (2002)

投稿日: 2002/07/20

ノルウェーのゴシック・メタル・バンド MYRIADS の Napalm からの 2nd。
やや近未来的なアートワークとは裏腹に、その内容はツイン・ギター、ツイン・キーボードというゴージャスな構成が奏でる重厚な楽曲の上で、野獣の咆哮と普通声を使い分ける男声と天まで突き抜けるソプラノな女声が美と醜を演出するという、古典的耽美ゴシック・メタル。
メタリックなキャンバスに壮麗なオーケストレーション、ピアノ、アコースティック・ギター、クワイヤが描いたアーティスティックな暗黒世界の重量感と耽美な儚さは、TRISTANIA ほどには宗教色が強くなく初期 THEATRE OF TRAGEDY よりは外向けのエネルギーを感じるというスタンス。
超美女ではないけれど何気にそそられる萌え萌えオーラを持ったキーボード兼任の Mona Undheim Skottene 嬢のエンジェリック・ヴォイスも当然美味しいんだけど、特筆すべきは男声シンガー(兼 G)Alexander Twiss がデス・ヴォイスとともに歌い上げるクリーン・ヴォイス。その優しくナイーヴな響きのなんと和むことよ!
#3 "Inside", #6 "Falling in the Equinox" をはじめ多くの箇所で聴けるアコースティック・パートでの、ピアノ&アコギと彼らの2声が絡みあうと幽玄さには、ホントたまらないものを感じるよ。
正直、楽曲自体の面白みにはイマイチ欠けていながらも、丹念に作り込まれた濃密さと滲み出る空気感の美味しさ、そして構成するパーツ単位での満足感はカナリのもので、74分を超える大作でありながらついついこの心地良さが味わいたくてリピートしてしちゃうんだよね。

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満足度 : 84
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