Impressions
バンド名とそのよく出来たアートワークに魅せられて GET に至ったこのギリシャ産正統メタル WOLFCRY のデビュー盤、そこそこの期待と一抹の不安を感じていたんだけど、良くも悪くも予想通りの内容だった。
そこにあるのは、オーセンティックな80年代的ヘヴィ・メタル。疾走パートやキーボードの装飾など現代的なエッセンスを織り交ぜてはいるものの、しっかりと「OUF臭」(激汗)が漂うなかなかのクサレ具合は、きっと一部で話題沸騰なんだろうなぁ。(狂)
しっかしこりゃ困ったな・・・。まずまず上手い部類に属してはいるものの垢抜けないマイナー臭をブチ撒けるヴォーカルと、そこそこのセンスとそこそこのテクでメロディック・フレーズを奏でつつも詰めの甘いギターがリードする、これまた並以上でも並以下でもない楽曲が、悪くはないんだけれど決して良くもないプロダクションで展開する・・・っちゅー具合に、全てが中庸なのよね。決め曲が見つからないのもチョイと痛いしぃ。
ってゆーか、Black Lotus レーベル所属ってことで先に気付けよ!>オレ(汗)
満足度 : 69%