Impressions
PRIDE OF LIONS / Pride of Lions (2003)
投稿日: 2003/11/20
SURVIVOR の Jim Peterik が無名の新人シンガー Toby Hitchcock と組んだニュー・プロジェクトのデビュー・アルバム。
都会的な哀愁を安心のクオリティで堪能することができる、80年代風味満載の大人の産業メロディック・ハードには、今時珍しいくらいピュアに「当時」の空気が封じ込められている。
最初聴き始めた頃は、そのイカニモな音像が齎す懐かしさに悦びの半笑いを浮かべつつも、出来が良くもやや決め手に欠ける感のある楽曲と、レンジが広く深みもある充分な上手い歌唱なのにイマイチ華を感じられなかった Toby のヴォーカルに、「ありきたりなメロハー」的な物足りなさを感じたんだけど、中盤~後半と進むに連れてその雰囲気の心地良さが徐々にボディに効いてきて、最終的には好印象になっちゃった。
中でも特に TOTO 風味バリバリの #7 "First Time Around the Sun" には、自然に身体が揺れるね。ってゆーか揺れまくるね。
(Nov. 07, 2003)
満足度 : 84%