Impressions
ギリシャ産メロディック・デス・メタル・バンド NIGHTRAGEの通算10作目のアルバム。
オールドスクールなイエテボリ型メロデスを真摯に保守しつつ、キャッチーなメロディへの配慮も忘れない剛柔のバランスが見事なサウンドは、区切りの10作目にして到達したNIGHTRAGEの真骨頂と言えるもの。シンガーがHERTAのKonstantinos Togasに交代するという大きな変化があるが、その実に魅力的な野獣の咆哮も大きなプラスとなっている。そして何と言っても、リーダーMarios Iliopoulos(ex-EXHUMATION)とリードギタリストMagnus Söderman(MEZZROW, ex-ROSICRUCIAN, ex-ATROCITY)のツインギターが全編で楽曲をリードしてゆく様が本当に素晴らしい。
そしてやっぱり曲がいい。特に#4 "A Throne of Melancholy"のような“ポップ”と言ってしまってもよいようなメロディックな曲創りが抜群に巧いね。
元SEPTICFLESH, BOB KATSIONIS〜現NIGHTFALLでこのNIGHTRAGEにも在籍経験があり、本作でもプロデューサー&エンジニア&ソングライター&ゲストヴォーカルとして強く関与しているFotis Benardo(dr)が、本作リリース後にドラムプレイヤーとして復帰したとのこと。経験豊富な彼の再合流が今後の作品にどう影響するか、今から楽しみだ。
満足度 : 86%