Impressions
韓国のベテラン・クリスチャン・プログレッシヴ・メタル・バンド JEREMY の 6th アルバム。
恐るべき安定度を誇るワールド・クラスの超テクニシャン Cho Pil-Sung (g) をはじめハイ・レベルなプレイアビリティを持つプレーヤが揃っていながらも、シンガー Mo Jung-Gil (vo) の不安定なヒステリック・ハイトーンが時に耳障りだったり、型に囚われないプログレッシヴな発想から生まれた楽曲がそれ故にカナーリ散漫だったり・・・と、マイナス要因が目立つ。
しかし、美貌のOL系女性キーボーダー Jung Mi-Sun タンの存在のおかげで、それらは完ッ全に帳消しだ。絶対オレに気がある!!と勘違い必至のゆるやかな微笑みから一転してキモスパーを蔑むドS視線へとなだれ込む究極の悶絶デレツン・パフォーマンスに「罵倒されたいなぁ」「ビンタ張られたいね」とうわ言の様に繰り返した昨秋の来日公演の様子を本作を聴きながら思い出すたび、我が頬には想像妊娠のように赤い手のひらの痕が浮き出てくるのだから・・・。(昇天)
(Apr. 20, 2006)
満足度 : 71%