Impressions

OLD MAN'S CHILD / Vermin (2005)

投稿日: 2005/11/20

現在は DIMMU BORGIR でも大活躍しておられるノルウェーが誇るブラック・メタル・カリスマ Galder 先生のプロジェクト OLD MAN'S CHILD の 6th アルバム。

Reno H. Kiilerich (dr) が叩く激烈ドラム・パート以外の全てのパートを Galder 先生自身がプレイした本作もこれまで同様のハイクオリティな仕上がりで、そのドラマティックなシンフォニック・ブラック・メタルに封じ込められた哀愁旋律が発散する独特の悲愴感は今回も魅力的だ。

が、へヴィ・メタルとしての解り易さをさらに増した貫禄さえ漂う楽曲は、重厚な禍々しさに満ちた強力なオープニング・チューン #1 "Enslaved and Condemned"、十八番のネオクラ大疾走を見せる #8 "Twilight Damnation" あたりにはグッとキちゃうものの、全体的を眺めてみるとこれまでよりカナーリ小粒な印象?

4分台中心の全9曲でトータル37分半・・・ってコンパクトに纏めるのはいいんだけど・・・うーん、ちょっと物足りないよなぁ。。

 (Nov. 01, 2005)

満足度 : 82
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