Impressions
1997年リリースの6曲入りミニがかなり好評だったフレンチ・プログレッシヴ・メタル・バンド MANIGANCE が、あれからなんと5年の歳月を経て 1stフルレンス・アルバムをリリースしたが、これがまた驚きのハイ・クオリティ!
実に良好なプロダクションにて封じ込められているのは、Florent Taillandier (key) の都会的な洗練を見せるキーボード・ワーク& Francois Merle (g) のネオ=クラシカル風味満点のフラッシーな激テク・ギターが活躍しまくるテクニカルな演奏の味わいと、それに負けない歌メロの充実にも気を配ったキャッチーなプログレッシヴ・メタルで、DREAM THEATER の 1st "When Dream and Day Unite" に通じるバランス感覚を感じるな。
全編フランス語で歌い上げるシンガー Didier Delsaux の声質&技量レベルが Rickard Bengtsson を彷彿させるためか、LAST TRIBE meets ELDRITCH(キーボードの音色が似てるので)ってな印象もアリ。
他のフランス勢同様、そのサウンドから妙に上品なエレガントさを感じ取ってしまうのは、きっとその国に対するイメージがオレに先入観を与えているからってことで。(苦笑)
テクニカルな叙情を孕みながらキャッチ-にドライヴする #1 "En Mon Nom" に始まり、かなーり ARMAGEDDON な(汗)#2 "Comme Une Ombre"、ドラマティックなバラード #6 "Fleurs du Mal"、キャッチーにハード・ロックするミドルチューン #7 "Dernier Hommage"、そして #5 "Ange ou Demon"、#12 "Messager"(母国の英雄(言い過ぎ/笑) SORTILEGE のカヴァーというマニア泣かせの選曲!渋すぎ!)という2曲の疾走メロディック・スピード・メタル・・・・と、楽曲も相当に充実。
残念ながら、フランス語なのは違和感ないッス。。。(狂)