Impressions
CRADLE OF FILTH / Bitter Suites to Succubi (2001)
投稿日: 2001/07/20
New Material 6 曲に、1st Album "The Principle of Evil Made Flesh" の Re-Recording Version 3 曲と Cover 1 曲を加えた企画盤ながら、1st Album も Cover も原曲を未聴なので、全体を純粋に新作として楽しめるお得な一枚。
既に完全に確立された感のある CRADLE OF FILTH 独自の甘美なる背徳の暗黒美に包まれた新曲群はどれも代表曲クラスの出来映えで、美しくも Brutal に爆裂する "Born in a Burial Gown" の素晴らしい高揚感といったらもう・・・。その他の 4 曲も全く遜色のない完成度で、1st 収録曲は彼らが当初から素晴らしい曲を書いていたことの喜びに頬の緩む良い曲揃い。SISTER OF MERCY の "No Time to Cry" の Cover も、道を踏み外さずして良い Variation になってるし。
これらがかの感動作 "Midian" からそう間を置かずに堪能できるってぇのは、なんとも贅沢の極みと言えるね。収録曲の粒の揃い方から見ると、もしかして本作、企画盤にして最高傑作なんちゃうん!?
そして、いつもながら想像力を刺激する見応え満点の Artwork も Nice Sence。ケースにこーゆーのが挟まってると、それだけでお金出した甲斐があった気になっちゃうよな。
満足度 : 90%