CRADLE OF FILTHのチェコ人ドラマーMarthusことMartin Škaroupka (dr,key/ex-SYMPHONITY, MASTERPLAN)率いる6人組エクストリーム・ダーク・メタル・バンドINNER FEARの前作から約10年ぶりとなる5thアルバム。
前作ではMarthusのCOFでの同僚でもあるMarek 'Ashok' Šmerdaが担当していたギター・パートを、本作では名手Mike Wead (KING DIAMOND, MERCYFUL FATE, BIBLEBLACK, KAMLATH, ex-MEMENTO MORI, HEXENHAUS, CANDLEMASS, ABSTRAKT ALGEBRA)が務めている・・・ってだけでワクワクが止まらない。
濁声♂＆クリア♀のツイン・ヴォーカル（ともに本作から新たに加入）をフィーチュアしてアグレッシヴかつシンフォニックに攻め立てる壮麗なスタイルはCRADLE OF FILTH meets THERIONとも喩えられようもので、繊細に作り込まれた劇場型の暗黒ドラマを覆うゴシカルな耽美色もいい感じ。
そしてやはり、個人的にはMike Weadがドラマティックに切り込む美麗なソロ・パートの数々が一番の聴きどころ。ソロのない曲はついスキップしてしまうくらいに・・・。(^^;