Impressions

MAGNITUDE 9 / Chaos to Control (1998)

投稿日: 1998/08/20

中心となっている激テクギタリスト Rob Johnson のこれまでのソロ作品でのヘヴィな曲調から、S.Y.L. 的なモダン派テクニカル音圧メタルかと思いきや、意外にもクラシカルでメロディアスなまさに SYMPHONY XARTENTION ÷2の趣。
「売り」である演奏は Rob を筆頭に凄腕ベースマン Kevin Chown など、バック陣は各自ソツのない超テクでスリリングに責め立てる。シンガーは普通にそこそこ唄えるものの、これといって特徴のないタイプ。
ただ十二分にクラシカルでメロディアスなのにもかかわらず、そのドライで硬質なサウンドにはウェットな湿感が希薄で、様式のロマンがもう一つ心に迫ってこないんだよなぁ。ロマンが。ううむ。。。Rob に染み込んだこれまでのバックグラウンドのせいというよりは、ただ単にメロディそして声の魅力不足という気が・・・

満足度 : 78
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