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AYREON / Into the Electric Castle (1998)

投稿日: 1998/09/20

一見しただけで魅入られてしまうような幻想的なジャケットだけで、まずは高得点獲得決定。(笑)
・・・と冗談はさて置き、Arjen Lucassen (ex- VENGEANCE) が主宰するロック・オペラ・プロジェクト AYREON の3作目となる本作 "Into the Electric Castle" は、90's 叙情シンフォ・プログレを総括する銘盤として歴史に刻まれるに相応しい超大作だ。
大勢のゲストシンガーをキャスティングし、様々な楽器で起伏に富んだ物語をドラマティックに綴った一大ロック・オペラ絵巻は、哀的情景プログレの名作 CAMEL"The Snow Goose" が更なるスケールアップと共に現代に蘇ったかのよう。
随所で聴ける Clive Nolan (ARENA, PENDRAGON /一曲で参加もしている) 的な煌びやかなポリフォニック・シンセのポルタメント・フレーズと Thijs van Leer (FOCUS )の哀愁のフルート、そして Arjen Lucassen の扇情的なギターフレーズの絡みは叙情プログレファンが固唾をのむスリリングな哀愁を漂わせている。
ストーリーアルバムとして全体を通しての配曲がよく考えられていてストーリーに没頭できるのはもちろん、曲単位でもうまくまとまっていて、"Amazing Flight"~"Time Beyond Time" の流れで聴ける畳み掛けるような泣きフレーズの応酬や The Garden of Emotions のモダン・テクニカル・プログレのスリル、Anneke van Giersbergen (THE GATHERING ) の清楚な透明ヴォイスをフューチュアした Valley of the Queens など、感動の聴き所が満載だ。
今一番気になるゴシック界の3大歌姫のうちの二人、Anneke van Giersbergen (THE GATHERING), Sharon den Adel (WITHIN TEMPTATION)(もう一人は Liv Kristine (THEATRE OF TRAGEDY)、圧倒的歌唱力で迫る Damian Wilson (THRESHOLD)をはじめ、一人一人がそれぞれの役割を演じるゲストシンガー達は誰もが素晴らしい働きをしているが、中でも未知の存在であった(不覚!)Edwin Balogh (TAMAS, OMEGA) の、Eric MartinRonnie James Dio が憑依したかのブルージー且つ大仰なドラマティック歌唱に度肝を抜かれるばかり。AMAGING!
2枚組み105分、税込み3,465円という非常に買いにくいパッケージではあるが、意を決して買ってしまえばそこには永久(とこしえ)なる星々が!

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