Impressions
今年(2008年)で結成35周年を迎えるオランダの老舗プログレッシヴ/メロディック・ロック・バンド KAYAK の15th(?)アルバム。
2000年に19年振りの復活を果たして以来、再び素晴らしい作品を作り続けてくれている彼らだが、本作も例に違わずグレートな出来。叙情味に溢れた温かな美旋律を、展開美に溢れるクラシカルなアンサンブルと特級のポップ・センスで描くドラマティックな KAYAK ワールドのエレガントな優美さは、もはや神レベル。
男女ツイン・ヴォーカル体制は変わらずも、Bert Heerink (vo/ex-VANDENBERG) は前作を最後に脱退し、本作では前作で客演していたオリジナル・シンガー Edward Reekers (vo) が完全復活。(祝) そのジェントルな渋みに満ちた歌声に、改めて惚れ直させられたデス。
死ぬまでに一度はライヴ観てみたいぞ・・・って、もし生で "Merlin" 観たらその場で即身成仏しそうだけど。(笑)
(Dec, 11, 2008)
満足度 : 87%