作を重ねる毎に確実にグレードアップしてゆく CHILDREN OF BODOM、Alexi "Wildchild" Laiho のソロ構築の見事なセンスには相変わらず唸らされるし、曲の骨格を成すまでの存在感を漂わせている Janne Wirman のこれまで以上にヴァリエーションに富んだシンセの音色にも耳を惹かれるが、前作までは感じられた「ガッツポーズ物のわくわく感」がイマイチ希薄なんだよな。
自身の過去の楽曲と似たようなフレーズ／パターンが頻発するのは問題ではなく、似ててもいいけど過去のものを凌駕していない（と聴こえる）のが、チョットね。
でも、ヘヴィ・ローテするであろう良いアルバムよ。ここんとこの好盤ラッシュで満腹な時期に聴いたのもナニなのかも。
冷徹な寒々しさが漂う、アートワークも秀逸。死神の布っぽさ（苦笑）も払拭されたしね。