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LABYRINTH / Freeman (2005)

投稿日: 2005/04/20

イタリアを代表するメロディック・メタル・バンド LABYRINTH の 5th アルバム。

唯一無二のウェットな叙情味溢れる欧州メロディック・メタルに添えるエッセンスとして前作で大幅に導入していたユーロ/ソフト・ロック的な浮遊感をますます増進させ、さらにはその対極のアグレッシヴな攻撃性も同じ感覚で推し進めたある種実験的ともいえる作風は、期待していたものとは少々異なっていた。

そして、これまでこの LABYRINTH を買い続けた一番の理由だった Roberto Tiranti (vo) の歌唱も、線が細く歌いまわしのパターンが少ないという、化けの皮が剥がれた昨年の初来日公演時の印象そのまま・・・・・と、そんな風に戸惑いを覚えながら聴き進めてみたら・・・あれれ? やっぱイイぢゃん、コレ。(笑)

目まぐるしく展開する楽曲は一聴するに捉えドコロ無さげだが、張り巡らされた伏線に沿って計算高いアンサンブルがシーン・チェンジする快感と、それ折り重なるように「腐っても Roberto」なしなやかな叙情歌唱が飛翔する様には、なんだかんだ言ってやっぱりグッと来ちゃう。

そしてなんといっても、新ギター・チーム Andrea Cantarelli & Pier Gonella によるウェットな悶絶感を生む的確な激弾き、ゴストーゾ野郎 Andrea De Paoli (key) が遺憾なく発揮するテクノからクラシックまで幅広く含有した独特のユーロ・センス、そして手数足数がスッコンスッコン決まりまくる Mattia Stancioiu (dr) の有機的パワー・ドラミングが呼吸を合わせて絡み合いながら奏でる、ドタパタ一歩手前(汗)の「オーガニックな質感」の魅力がタマランのですわ。

十八番な展開に加えた一捻りが斬新な悶絶疾走チューン #3 "Dive in Open Waters"(CD プレーヤ破損の恐怖が味わえるオマケ付き/笑)、ジャジーな間奏がナイスなアグレッシヴ&ドラマティック・チューン #6 "Face and Pay"、メランコリーがシンフォニックに爆発するパワー・バラード #7 "Malcolm Grey"、超速疾走から散漫寸前の展開美を見せる #8 "Nothing New"、中間部のプログレッシヴなトランス風味が斬新さが美味しい #9 "Infidels"・・・と、印象的な楽曲が多くも、今のところダントツ一番のフェヴァリット・チューンは、キャッチーな哀感が迸るユーロ・ポップ・メタル #10 "Meanings" で決まり♪

・・・しっかし、相変わらず音悪いよなぁ・・・。

 (Apr. 08, 2005)

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