Impressions

DIO / Holy Diver (1982)

投稿日: 1998/01/20

"Live Evil"での名演を最後に BLACK SABBATH を脱退してしまった Ronnie がその後どうするかは、非常に気になっていた。というより、彼と SABBATH のコラボレーションが余りにも気に入っていたので、脱退を知ったときには気が気でなかった。
そして程なくして届いたこの初リーダーアルバムは、そんな不安を見事に一掃してくれた。なんせ愛する Ronnie 本人の名が冠された素晴らしいバンド名である。期待するなと言うほうが無理ってもんだ、べらんめぇ!
その内容はといえば、どこまでもメロディアスな"Rainbow in the Dark"、メロウなイントロから一転パワフルに転じる"Don't Talk to Stranger"・・・と、どの曲でも Ronnie の超人的な歌唱が、印象的なメロディを伴って十二分に堪能できるとともに、ギタリスト Vivian Campbell の相性も抜群で、こういったベテランが期待通りの安心印(どころか、それを遥かに上回るMEGA ALBUM)の作品を出してくれるだけで「あぁ、メタルも安泰だ!」とほっとしていたものだ。
そして次作"Last in Line"では本作の"Stand Up and Shout"に続く我々に向けたアンセム"We Rock"をはじめ、「メタルかくあるべし」といったメッセージすら感じるほどの力作で、またしても「Ronnie!何処までも付いていくぜ」となってしまうのである。
しかし・・・残念ながらこれ以降は作を重ねる毎に「つまらない曲」が増えていくが、"Dream Evil"まではどれも Ronnie らしいドラマティックな名曲が詰まった良いアルバムだと思う。そのなかでも私のBest Tune of DIO は、"Sacred Heart"に収録されている"Rock'n'Roll Children"でウッドボール(木毬→決まり ^_^;俺も古いね)だ!

満足度 : 98
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