Impressions
HUMANIMAL?・・・ってどっからどう見たって TALISMAN ぢゃん。(笑)
んーとにもう、この人たち HUMAN CLAY とかこーゆー訳わかんない活動の仕方してるから、ずーーーっとパッとしないまんまなんだよ!(笑)
・・・と思いをぶつけたところで、この TALISMAN の新作・・・じゃなくて HUMANIMAL のデビュー・アルバム(ってもうどっちでもいいや/笑)は、もはや説明不要の Jeff Scott Soto の以前より若干ハスキーになった感のある哀愁熱唱、Pontus Norgren のまさに「超絶」という言葉が相応しいネオ=クラシカル・ギターとそれに16分でユニゾンかましながらのたうち回る My Favorite Bass Player Marcel Jacob のブースト・ベース、そして気持ち良さそうにシンバルをラウド・ヒットする Tomas Broman の極上のグルーヴまでもを完全に操りながらもテクニカルにパワー・ヒットするドラムが完全なケミストリーを見せる、従来通りのモダンと伝統が融合した北欧メロディック・ハード・ロックで、相変わらず「個性」とさえいえる幅広さをちらつかせながら前作(笑)"Truth" に比べると遥かに焦点の定まった作風。
何といっても本作に一本芯を通している Pontus Norgren のマジカルなネオ=クラシカル・プレイがマジで素晴らしい。粘りとスムースさ、テクニックとエモーション それぞれが絶妙のバランスで配合された目も眩まんばかりのそのプレイは、現時点では北欧 No.1 ネオ=クラシカル・ギター・プレーヤと認定せんわけにはいかんだろう!
満足度 : 87%