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SHADOW GALLERY / Legacy (2001)

投稿日: 2001/04/20

もはやこの手のバンド群の中では老舗的な雰囲気をも感じさせる SHADOW GALLERY の新作は、相も変わらず超大作指向の濃密盤。
もはや初期のバブリーなイメージは皆無で、緻密な音世界を手馴れた老練さで大胆に構築している。その手法こそ十分にメタル的ではあるが、思慮深く構築されるドラマの礎となっているのは Gary Wehrkamp, Carl Cadden-James のあまりにも深いプログレ・マインドだ。うむ、深い!
従来の作品どおり、速いパッセージのユニゾン・プレイのスリルや叙情メロディの憂いを随所に織り込みながらも、そのメロディへの並々ならぬ拘りと北米大陸のバンドらしい明快さをもって、全体的には希望的コーラス・ワークに代表されるほのぼのとした感触。
そんな中で、オープニング~ 2 曲目の出来、そして流れが超絶に素晴らしい。いきなり 13 分にも及ぶ冒頭の組曲 "Cliffhanger 2" は、躁メロから腰の据わった泣きへと目まぐるしく展開しながら、後半パート "The Crusher" で息もつかせぬ技とメロディの応酬を見せまくり、そのめくるめくテクニカル・ロックの息吹が最高潮に達した時に、哀愁が迸る名曲 "Destination Unknown" のイントロの優しいピアノが心のひだにスーッと差し込むのが、たまらなく心地よい。
が、ラストの 34 分(汗)もある超大作 "First Light" は、大作好きとしては超期待だったんだけど、途中何分も無音に近い部分があったりして何だかなぁ・・・って感じでちょっぴり残念なのだ。

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満足度 : 85
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