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KAYAK / Nostradamus - The Fate of Man (2005)

投稿日: 2005/05/20

オランダが誇る美旋律シンフォニック・ロック・バンド KAYAK の最新作は、2枚組36曲111分という超大なヴォリュームで科学者/医師でもあった稀代の預言者ノストラダムス像を描いたロック・オペラ。

現シンガー Bert Heerink (ex-VANDENBERG) と多くのゲスト・シンガーを各登場人物に配役し(ゲストの中には元シンガー Edward Reekers の名も!/嬉)、曲間を場面転換の小曲で繋ぎながら緩急&陰陽たっぷりに超ドラマティックな展開を見せるこの歴史的傑作 "Merlin" 以来となる一大コンセプト作は、豊かなオーケストレーションや荘厳なクワイアを配した壮大な装丁を施しながらも、それらの装飾に決して飲み込まれないウェットなギター・ワークとプログレッシヴなリズム隊が生む「ロック・バンド」としてのヴァイヴに心が躍る。

複雑に張り巡らせた伏線を辿ってゆく非常にクラシカルでアーティスティックな作風でありつつも、その中にプログレッシヴなスリルはもちろんキャッチーなポップ・センスやA.O.R.ライクな都会的洗練をもキッチリと封じ込めた「流石 KAYAK ならでは!」とつい唸ってしまう絶妙なバランスの良さは、これまでの作品と同様にマジで素晴らしいわ。

欲を言えば、ハイライト・チューンと思える Disc1 #14 "The Inquisition" をはじめ、主要な楽曲が4~5分台中心とその濃密な造りからするとやや短めな尺であるために、身体がこれからもうひと盛り上がりしようという時に曲は容赦なく次なる展開に流れてしまう・・・という“置いてけぼり感”を感じる場面が少なくないのがやや惜しいかな。。。

ちなみに今回買った36曲入り2CD仕様は初回限定のみで、通常盤はここからハイライト13曲をダイジェスト収録した1枚仕様らしいよ。

 (May 09, 2005)

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