Impressions
うっわー! 垢抜けた垢抜けた! 一級品のサウンドメイクじゃん。1st で全体を覆っていた80年代プログレハード臭は後退したものの、そのテイストは所々でタイミングよく爆発することによって、一層効果的にこの DEPARTURE がただのアメリカン HR ではない!と主張している。
そして本作から参加の新シンガー(元 TRADIA !)が魅力的で素晴らしい。甘めの声質ながら伸びのあるメジャー・ヴォイスで、まさに DEPARTURE にはぴったり。
煌びやかにフラッシュするギターアレンジを、まろやか&ゴージャスにシンセ/キーボードが彩る佳曲群は快濶でありながらウェット。思わず足でリズムを取ってしまう軽快なリズムに身を預けながら、仄かなプログレッシヴ風味や情感豊かに展開する哀感パートに、ついついメロメロになってしまう。
3曲目 "You Were Mine" は、今年のベストチューン候補だよっ!
満足度 : 88%