Impressions
TWILIGHTNING / Plague-House Puppet Show (2004)
投稿日: 2004/11/20
フィンランドの自称マイアミ=ヴァイス・メタル・バンド(ってなんやそれ?)TWILIGHTNING の 2nd アルバム。
デビュー作では驚きの 80's 北欧メタル・マインドに歓喜させられたが、本作でも主に Mikko Naukkarinen (key) のキラキラ・キーボードのレトロなピコピコ度の増幅が呼び込む、北欧メタルを取り越して L.A. メタル的とさえも言えるキャッチーな感触が心地よい。オープニングのタイトル・トラック #1 "Plague-House Puppet Show" のイントロのドラム・パターンがいきなり "Dr. Feelgood"@MOTLEY CLUE だしね。(苦笑)
つっても決してアメリカ的・・・というわけではなく、成長著しい Heikki Poyhia (vo) の若き魂を弾けさす堂々たる歌唱が綴るメロディ、そして Ville Wallenius & Tommi Sartanen のテクニカル・ギター・コンビによる相変わらずやや線が細くもアメージングな悶絶ギター・コンビネーションが、楽曲群を北欧メタルならではの冷気漂う哀感で包んでいる様は、前作同様に見事に My 好みど真ん中。
ただ、プレイとプロダクションの質は上がれど、楽曲的には前作の方が微妙に充実してたかも? メロウさとスリルが好バランスで詰まった #4 "Victim of Deceit" はメッチャ気に入ってるけどさ。
速い曲は・・・外野から言われてやっと作って入れるくらいだったら、要らねーっつーの。
(Nov. 06, 2004)
満足度 : 86%