Impressions

EXCALION / Waterlines (2007)

投稿日: 2007/02/20

フィンランドの若きメロディック・メタル・バンド EXCALION の2ndアルバム。

魅力的なキラキラ現代北欧メタル・スタイルではあったものの全体的なレベルの低さが残念だった前作から一転、叙情の煌きをパワフルに放射する本作での成長っぷりは驚きの一言。

シンガー Jarmo Paakkonen がこれまでとは別人のように発するストロングなハイトーン・ヴォイスが Jarkko Ahola (vo/TERÄSBETONI, ex-DREAMTALE) を想わせることもあって、そのキャッチーな楽曲群はさながら TWILIGHTNING meets DREAMTALE の様相で、そのクオリティたるや前述の2バンドをはじめ BROTHER FIRETRIBE, WINTERBORN といったコレ系の高品質バンド群に肉薄する勢いだ。

そしてなにより耳を惹かれるのが、新加入のギタリスト Vesa Nupponen の悶絶ネオ=クラシカル・プレイ。その技巧的なギター・ワークは、単にテクニカルなだけではなくドラマティックな構築力の妙にも長けているってのが◎ですな。

 (Feb, 22, 2007)

満足度 : 86
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