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GALNERYUS / Resurrection (2010)

投稿日: 2010/06/22

多くのファンに惜しまれながらバンドから離脱することになった YAMA-B (vo/AXBITES) の後任として 小野 正利 (vo/ex-FORT BRAGG) を正式加入させた新体制 (同時にベーシストも交代) で放つ、新生 GALNERYUS の待望過ぎるほどに待望の6thアルバム。

昨年5月のPURE ROCK JAPAN 2009@川崎CLUB CITTA'で「小野ネリウス」が初お目見えした時の大きな感動、そしてその後9月初旬の奇跡の正式加入アナウンスを経て行われたLOUD PARK公演の問答無用の素晴らしさ・・・それらが生み今日まで順調に育まれてきた多大な期待。本作はそれらに見事に応えてくれた起死回生の一作と言っていいだろう。

YAMA-B が発していた拳を握る熱さとは意を異にする小野の爽快感溢れるクリアなハイトーンの存在感は圧倒的で、メロディの推移を主体にドラマを展開させていく GALNERYUS のスタイルとの相性も、これまで2度のショウで証明されているとおりに◎。イントロに続く超強力なオープニング・チューン #2 "Burn My Heart" や先にDL配信された劇的チューン #10 "Destiny" に代表される激速疾走を効果的に配した高殺傷力の楽曲を背に、小野が「ミリオンヒットを持つ紅白歌手」らしい安定した巧さをもってどこまでも伸びるハイトーン・ヴォイスを天高く駆け巡らす様は、得も言えぬ快感を運んでくる。

楽曲に対するアプローチとして近作同様、初期のグローバルなネオ=クラシカル/シンフォニック・メタルへの傾倒からそれにこだわらない幅広いメロディアスかつテクニカルな魅力の追求へとシフトを強めているが、今回はキャラクタの異なるシンガーを擁する新布陣による「新章」ということで、むしろ前作よりも GALNERYUS らしい持ち味が感じられて違和感なしという結果に。

それよりも、現在の我が国でトップ・クラスに位置すべき先進メタル・バンドが、いくら元ハードロッカーとはいえどう贔屓目に見ても「現役メタラー」とは言い難い人物をフロントに据えている・・・という事実のなんとも言えない居心地の悪さの方がよっぽど気になるというかなんというか・・・。出音が文句なく素晴らしいんで普段は何とも思わんけど、ふとした拍子についそんな「汚ッ惨メタラーの老害メタル視点」で視てしまう瞬間があるのも確かなんだよなぁ。

・・・と、今この時点では小野さんの歌声にゾッコンなので Syu (g) のギターまでイマイチ意識が届かないんだけど(苦笑)、YUHKI様 (Key) が #9 "Fall in the Dark" のソロで聴かせる「至上の Jens Johansson 愛」(笑) だけはしっかりと伝わった!www

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