フィンランド産メロディック・メタル・バンド TWILIGHTNING の3rdアルバム。

Mikko Naukkarinen (key) が脱退するも後任を補充せずに挑んだ本作は、前作で後退させつつあったテクニカルにプログレスする欧州メタル色をさらに希薄にする反面、ルーズ＆大味なL.A.メタル風味を殊更に増強した作風。

・・・うーん、今回は相当にイマイチじゃね？　前記のどちらの側面もこれまでの彼らの中に存在したうえにそれぞれが共に魅力的なファクターだったので、そんな方向性のシフト云々自体は特に問題ではなくて・・・要は、単純に曲がつまらなくなっちゃった感じ。

あえて音域をセーヴしているかのような歌メロのテンションの低さが、継続して聴く気を失せさせる。あ～あ。

　(May, 28, 2007)