Impressions
あの KANSAS 感涙の来日公演の後、久々にリリースされた本作 "Always Never the Same" は、新マテリアルとして3曲が収録されているものの、純粋な「新作」ではない。何と、彼らの珠玉の代表曲の数々が London Symphony Orchestra との共演で再録音されているのだ。しかもバイオリンは何と Robby Steinhardt !
静と動の起伏が激しい大仰でドラマティックな楽曲に、シンフォニック・アレンジが実に嵌まっている。代表曲の数々が新たな生命を吹き込まれ、ライブを思わせる緊張感溢れるサウンドに仕上がっているのが、なんとも嬉しい限り。
本作のもう一つの目玉である3曲の新曲は、他の KANSAS 王道チューンと完全に溶け込んでいて、次なる正規アルバムへの期待が高まるばかりだ。
現在彼らはオーケストラ楽団を従えたツアーも開始しているらしく、機会があればぜひ見てみたいものだ。それにしてもこのアルバム、日本で出るのかなぁ?
満足度 : 91%