Impressions
米ニュージャージーのマルチプレイヤーMike Walsh(g,key)率いるメロディアス・ハード・プロジェクトDEPARTUREの前作から約10年の時を経ての復帰作となる通算4作目。
STYX, BOSTON, TOTO, KANSASらに通じるキャッチーな産業プログレ風味をスマートに歌モノとして聴かせる手腕は些かも衰えておらず、Mike自身のウォームかつダイナミックなギター・ワークを中心としたインスト・パートの充実度の高さも流石。今回のヴォーカル・パートを担当した、SEVENTH WONDERの初期メンバーでVINDICTIVにも在籍経験のあるスウェーデン人シンガーAndi Kravljacaの伸びやかな歌声も魅力的だ。神盤だった1st~2ndには及ばずも、帰還を祝うには十分な良作。
満足度 : 83%