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BATTLELORE / Sword's Song (2003)

投稿日: 2003/05/20

フィンランドの True Arctic Fantasy Metal Band BATTLELORE 待望の 2nd アルバム。

種族やら職業やら使用武器やらといった馬鹿馬鹿しくも面白すぎるクレジットは姿を消し、メンバーの名前表記も源氏名から普通の人間の名前に。(笑) ただし、メンバーショットだけは前作以上にコスプレ度大幅アップ。エントやゴラムになってるヤツまでいて(笑)いったいどれが誰なんだか・・・もう全然わかんないッス!

で、肝心の音楽の方なんだけど(苦笑)、ゴシック色もありながら実はモダンなデス・メタルな側面が強かった前作と比較して、本作は正統メタル寄りのヘヴィなシンフォ・ゴシック風味をグッと増した印象。

小気味良いリズムで刻まれるヘヴィ・リフを包み込む、あるときはシンフォニックにあるときはデジタルにと楽曲の空気を支配するが如く活躍する Maria 嬢のキーボード・ワークが「より風景的になったんじゃん?」って感覚を醸し出す楽曲は、暗黒風味をやや減少させその代わりに洗練されたメロディックな構築美を強調したもので、上手く活字にはできないけれどその音像にこの BATTLELORE 独特と言える佇まいが備わりつつあるのが、なんだかイイな。

なんといっても嬉しいのは前作では数曲でのみ聴かれた尖り耳の女声シンガー Kaisa Jouhki タンの激萌えなフワフワ・ヴォイスが全曲に亘って響き渡っていることで、メランコリックにドライヴするノリノリ・ゴシック #4 "Buccaneer's Inn", #10 "Forked Height"、壮大なプロローグ #8 "Horns of Gondor" に続くヘヴィかつアトモスフェリックな #9 "The War of Wrath" あたりの可憐な歌いまわしにゃオジサンもうタマンナイぞコリャって感じデス。

そんな Kaisa 嬢と絡みを見せる前作ではウルク・ハイ役だった(笑)男性シンガー Patrik Mennander の男声も、普通声と濁声を適度にミックスした非常に聴き易いものになっているし。

疾走することもなく派手さにはイマイチ欠ける堅実な楽曲は一聴して地味に映るが、確かなクオリティに支えられたそのヘヴィで緻密な寓話世界は、聴けば聴くほどにのめり込んでゆくのですわ。(^^)

 (May 26, 2003)

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