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SCORPIONS / Taken by Force (1977)

投稿日: 1998/03/20

"仙人""世捨て人"と、主にその風貌から数々の異名を取るギタリストの Ulrich Roth (後に Uli Jon Roth と改名する)に初めて出会ったのが、このアルバムだ。77年当時の第一印象は「ゲッ!は・・速いっ!」といったものだった。
しかし彼の「本質」がそのスピードプレイではなく、現在私が音楽を聴くときに最も求めているもの -泣き- にあったことに気付くのに、そう時間はかからなかった。
ここで聴ける"We'll Burn the Sky""Sails of Charon"の2曲には、その後私が泣きを求めて巡礼の旅を続けることになった原点が封じ込められている。
絶妙なフィンガリングのタイミングと、思わず顔が歪んでしまうほどの強力なチョーキングから繰り出される、そのあまりにも心を震わせるフレージングの数々は二十数年たった今でもまったく色褪せてはいない。
「ギタリストで誰が一番好き?」という質問にはコンマ1秒以内に「Uli!」と返答できる確信がある。また彼に影響を受けた人達・・・Marty Friedman, Jim Caterine (ex.SACRED RITE), Emil Fredholm (FORTUNE), Michael&Christphar Amott, helge Engelke, James Byrd らもスゲー好きなんだから困ったものだ。
Ulrich Roth は SCORPIONS 脱退後の ELECTRIC SUN 時代にも"Fire wind"収録の"Cast Away Your Chains"で素晴らしい名演を残しているし、本作から溯って聴くことになった"Virgin killer"も Uli の魅力が堪能できるはずせない名盤。
そして Uli 脱退後の SCORPIONS は、その体臭を変化させながらも素晴らしい作品群を残していくことになる。

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