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THALARION / Tunes of Despondency (2002)

投稿日: 2003/04/20

スロヴァキアの男女ツイン・ヴォーカルを擁する耽美派ゴシック・メタル・バンド THALARION の 4th アルバム。

正統的なメタル・アプローチにいかにも東欧(先入観69%/汗)な辺境叙情美を絡めた美醜系ゴシック・メタルの王道一直線な印象の楽曲は、優美さを演出する壮麗なシンフォニック・アレンジ、強靭なリズムの上でギターとベースが歩調を合わせてランニングする IRON MAIDEN 風味のメタライゼーション、ブラストが爆裂するブラック・メタル的な凶性、そして陰鬱なドゥーミーな味わいなどの要素が様々な表情を見せる、まさに「暗黒系のデパート」な佇まい。

確かに、スタイル的になんら新鮮味はないし、B 級バンドならではの突き抜けないもどかしさを感じさせる何かが存在しているのも事実だけど、全編に漂う耽美な憂いとその一因である Nela Horvathova 嬢 の歌唱が発散する魅力は、それらを補って余りあるものだ。

ただ・・・前作から本作までの期間の右上がりの成長曲線の勾配が、素晴らしいインパクトを与えてくれた前作を聴いた時点で勝手に想像していた角度にはちょいと及んでなくて残念・・・って思っちゃったってのも正直なところかな。

とはいっても、この系統のバンド群の中においてこの THALARION は明らかに「重要バンド」として認知しちゃったので、今後の作品もフォローすることは確実ッス。
 (Apr. 17, 2003)

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