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VINTERSORG / Visions from the Spiral Generator (2002)

投稿日: 2002/07/20

今や BORKNAGAR のシンガーでもある Vintersorg 君と、その相棒であるギタリスト Mattias Marklund 2人によるスウェディッシュ・ヴァイキング・メタル・プロジェクト VINTERSORG の 4th アルバム。
前作 "Cosmic Genesis" からすでに「ヴァイキング」という表現に違和感を感じていたが本作でもそれはさらに推し進められ、メロディに滲むその哀感は既に「VINTERSORG 独特」としか喩えられない質感になりつつある。
トラッド/フォークな味わいにアバンギャルドな不条理さを小サジ一杯加えたアグレッシヴなテクニカル・デス・メタルの上で、合間合間にデス/ブラックな絶叫シンギングでエクストリームを演出しながら独特の朴訥なクリーン・ヴォイスで空気を悲しみ色に染め上げてゆく Vintersorg の哀しき哀愁歌唱(英語/現地語半々)は、VINTERSORG 史上最高潮な勢いの実に嬉しい充実具合。
そんな魅惑の歌/メロディと、全編でフレットレス・ベースの妙味が堪能できる SADUSDEATHTESTAMENTSteve DiGiorgio と恐るべき手数を繰り出す SPIRAL ARCHITECTAsgeir Mickelson という超強力なリズム隊によるスーパー・ボトム、そして「シンフォニック」とは一線を画すある意味レトロでプログレッシヴなキーボード・ワークがあらゆる場面で耳の端っこで細々と小技を繰り出すプログレッシヴな音世界は、いつの日か「神、OPETH」の域に迫るのでは?と思わせる程の素敵な手触りっすわ。
フェード・インするイントロの哀愁コーラス #1 "Quotation" から激烈ブラストそして泣きのサビへと移行する #2 "Vem Styr Symmetrin?" への導入、デス・メタルのアグレッションと浮遊するコーラスの安堵の落差が心地良い #3 "A Metaphysical Drama"、オルガンのオールド・テイストが荒涼感を醸し出しながらプレーヤ魂が小気味良く揺れるハイライト・チューン #4 "Universums Dunkla Alfabet"、アバンギャルドな疾走を見せる #5 "E.S.P. Mirage"、有機的ケイオスを経て泣きサビを浮遊さす #6 "Spegelsfaren"、美しき暗黒の地平を俯瞰するミドル・チューン #7 "The Explorer"、フォーキー&キャッチーなバラード系ソング #8 "A Star-Guarded Coronation"、そして激烈ブラストが爆発する北欧メロディック・ブラックな小曲 #9 "Trance Locator" で幕を閉じるまで、一切隙のない見事な構成はマジで悶絶。
このアルバムの曲でもう一度ショウが観たいーーー!

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