つい先日ハード・ポップの良質バンド 91 SWEET を輩出して世間を驚かせたばかりのスペインから、間をおかずにまたまた登場した驚きのバンドが GOLDEN FARM。
美旋律がハードにドライヴする名曲クラスの "Fire and Ice" をはじめ、マイルドな味わいのしっかり歌えるシンガー Tony Menguiano の歌う印象的なメロディを中心とした粒の揃った楽曲は、アメリカン産業 A.O.R./HR と欧州叙情系ハード・ロックの美味しいところを持ち合わせたキャッチーな哀愁メロディック・ハード具合が実に瑞々しい。
所々でしっかりとした角張りを残すメタル・エッジが、80年代 OZZY OSBOURNE に通じる MTV 型アメリカン・メタル・リフ的なのもかなりツボだし。
が、この GOLDEN FARM のオレにとっての魅力は、やっぱ超テク系ギタリスト Loren Villalonga の存在なんだよね。（あー、またか。こーゆーの多いね、異常に。／苦笑）そのある意味唐突な（汗）悶絶ネオ=クラシカル・ギターは、そのソロ・パートのドラマティックな構築力という武器とともに、グサッと我が胸に突き刺さっちゃうんだよな。。。