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SLECHTVALK / At the Dawn of War (2005)

投稿日: 2005/07/20

オランダのシンフォニック・メロディック・ブラック・メタル・バンド SLECHTVALK の 3rd アルバム。

戦士の装束に身を包み勇ましく武器を構える6人のメンバー(もちペインティング済み!)の素敵過ぎるヴィジュアルのインパクトだけで買ってみた(馬鹿)・・・が、嬉しいことになんとその内容自体も驚嘆の良質さに満ちていた!

雷鳴が轟く戦場にフルートの美しい音色とアコギの爪弾きが切なく響くイントロダクション #1 "From Out of the Mist We Came Forth" から、吹き鳴るヴァイキング・ホーンを合図に #2 "Call to Arms" で戦馬の嘶きと共に突撃を開始する重厚なバトル・メタル・ワールドは、荒れ狂うブラストにメロディックなトレモロ・リフが乗るブラックな破壊力を最大の武器にしつつも、それにばかりに頼らぬ緩急に満ちたメロディックな劇的展開とグロウル/スクリーム/シンガロング/ソプラノ/クワイアと見事な多彩さを見せるヴォーカル・パートの充実が結実した超A級な質感だ。

押し引きを繰り返しながら壮麗に爆裂する悲愴なるサウンドは DIMMU BORGIR, CRADLE OF FILTH のドラマティックな壮麗さと NAGLFAR, DARK FUNERAL の悪辣でタイトな爆発力をバランスよく融合させたまさに「Myブラック・メタル理想系」に近いスタイルなんだけど(近い…ってのはネオクラ度の問題ね/狂)、美旋律を存分に配した非常に聴きやすい音像でありながらブラック・メタル本来の邪悪な背徳感が全体を支配し、そのうえヴァイキングなウォー・マインドまで持ち合わせているってんだからタマラナイ。

プレイ面でも、前述のヴォーカル・パートを担う Shamgar (g,death-vo), Ohtar (g,clean-vo,flute), Fionnghuala 嬢 (soprano,flute) の3人の高水準な表現力、そして色気を発散するグルーヴたっぷりのリズム隊 ―― 特に Nath (b) のセンスはナイス♪ ―― の存在・・・と非常にハイ・クオリティで、そんな安定したプレイアビリティで描かれる浮遊パートに滲む漆黒の絶望感がこれまた美味しいんですわ。

ライヴでは、Fionnghuala 嬢に加えて Mealla 嬢 なるダンサーも加わり、剣を手に舞い踊るらしい。。。ぜ、是非一度ナマで体験したい!

 (Jul. 22, 2005)

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