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ARCH ENEMY / Burning Bridges (1999)

投稿日: 1999/06/20

衝動、激情、官能、そして陶酔・・・
首よもげよ!と言わんばかりにザクザクと疾走するデスラッシュが、ドンピシャのタイミングでリズム/テンポ・チェンジをスリリング&タイトに決める。そしてそこに切り込んでくる Michael & ChristopherAmott Bros. がウェットかつ豊潤に紡ぎ出す神懸かり的とすら言える、顔が歪むほどの凄絶なる泣きのギタープレイは、一度鷲掴みにした琴線を決して離すことはない。
本作では、その言語に絶する素晴らしい叙情ギタープレイが、前作まで以上に全面に押し出されているのが、なにより嬉しい限り。
ゴリ押しのブルータル・デスラッシュ・パートと泣きの美旋律パートという ARCH ENEMY の魅力の両側面が背中合わせにやや唐突な形で配置されていた前作までとは違い、両者が非常にうまく融合しているのだ。
そしてどうしても焦点が集中してしまいがちな、その Michael Amott, Christopher Amott 両者のギターパート以外も、前作までとは比べ物にならぬほどのクオリティアップが図られている。
表現力を増した Johan Axelsson Liiva の怒号、超テクニカルな安定を見せる Daniel Erlandsson のリズム、そして Sharlee D’Angelo (MERCYFUL FATE) の楽曲に潤いと深みを与える見事なボトム・・・それらが極上のサウンドプロダクションを味方に、渾然一体となって脳髄を直撃する攻撃からは、何人たりとも逃れられはしない。
また、捨て曲が一曲たりとも存在しないのも凄い。中でも、イントロの官能ソロフレーズで腰砕け必至の “Pilgrim”、激烈なる疾走から一転、サビの爽快明朗デスぶりが鮮やかな “Silverwing”、ブリッジ部分での流麗なる哀愁のツインリードがキまくるスピード・チューン “Angelclaw” が特にお気に入り。
これはまさに世紀末に降臨したグレート・ギター・アルバムだ! 素晴らしい!

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満足度 : 91
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