Impressions
2ndとなる本作は、ドラマティックでテクニカルな演奏の流れは前作以上の緊張感を実現しているものの、前作収録の "Silent Winter" のような良質のフックのある曲は残念ながら見当たらず、やや冗長な印象を受けた。
CAIRO はプログレッシヴ・メタルと分類されそうだが、ドラム、キーボードの音使いやフレージングのセンスはHM/HR的ではなく、実際にはハードロック調のアレンジを施したプログレッシヴ・ロックであるといえる。
・・・ということから、即効性の要求されるHM/HRとしてではなく「プログレッシヴ・ロック」として気長に聴くと、このアルバムのもつ良さがじわじわと滲み出てくるかもしれないので焦らずじっくりと向かい合っていくつもりだ。点数は現時点でということで勘弁してチョ。
満足度 : 70%