Impressions
AMBERIAN DAWN / End of Eden (2010)
投稿日: 2010/12/19
フィンランド産シンフォニック・メタル・バンド AMBERIAN DAWN の3rdアルバム。これまでサポート扱いだった Heikki Saari (dr/NORTHER, NAILDOWN, ex-VIRTUOCITY) が正式に加入すると共に、ベースもその Heikki の盟友 Jukka Koskinen (b/NORTHER, WINTERSUN, CAIN'S OFFERING) にチェンジしている。
約一年に一枚というハイペースなリリース頻度ながら毎作変わらぬ高クオリティーでファンタジックなシンフォ・メタルを提供し続けてくれている彼ら、今回も Heidi Parviainen 嬢 (vo) の神秘的なソプラノと山盛りのネオ=クラシカル・ギターを中心に強力な要素満点で終始迫り来るものの、楽曲的にはややマンネリ感が出てきた気も・・・。
・・・と思いきや、本国の著名オペラ歌手 Markus Nieminen をフィーチュアした歌劇的な #9 "Virvatulen Laulu"、そして Peter James Goodman (♂vo/HOUSE OF MIRRORS, ex-VIRTUOCITY, CONQUEST) と Jens Johansson (key/STRATOVARIUS, ex-YNGWIE MALMSTEEN'S RISING FORCE) をゲストに迎えてバンド史上最長の7分半の尺で重厚に攻める本編ラストの #10 "War in Heaven" と、終盤でこれまでとは少々毛色の異なる個性を見せてきて、おお!やるな!という感じ。
それでも、全体的な印象としてはやはり「過渡期的作品」といった印象が強いなぁ。次作に大きく期待デス。
満足度 : 80%