Impressions
IN SOLITUDE / Eternal (2000)
投稿日: 2000/04/20
このポルトガル産の IN SOLITUDE、広告や店頭では「ゴシック」という扱いだったりするが、確かにジャケやダークでメランコリックな曲調から滲む雰囲気はゴシック的であるものの、普通の HM に限りな~く近い、言うなれば「耽美メタル」なステートだ。
メインで唄うのは、ややダミ声ながらしっかりとメロディックに唄う Hansi Kursch ( BLIND GUARDIAN ) 似の男声で、そこに稀にゲストの女声が絡む程度。
オーセンティックなメタルリフで構成されたダークなミディアム系チューンは、周りの空気を淡く彩色するストリングス系シンセ、そして仄かにネオクラシカルな様式美ギター(これがなかなかにソロイストタイプでいい感じ)で味付けされている。
確かに録音も粗いしリズムもややドタバタ気味だが、ある種の閃きを感じる魅力的な一枚であることには間違いない。
満足度 : 76%