Impressions

NOVAK / Forever Endeavour (2005)

投稿日: 2005/02/20

スウェーデンのプログ・メタル・バンド MIND'S EYE のシンガー Andreas Novak (vo,g) が自身のファミリー・ネームを冠したソロ・プロジェクト NOVAK のデビュー・アルバム。

MIND'S EYE での盟友 Daniel Flores (dr,key,produce/MIND'S EYE, TEARS OF ANGER) と Mathias Garnas (b/XSAVIOR, BENNY JANSSON BAND) の両名を音楽的ブレインに迎えて創作したのは、意外にもソフトな感触のメロディック・ロック。

しかも、Andreas の暖かな自然体の歌声が適度の愁いを滲ます楽曲は TERRA NOVA あたりの快活微哀愁メロディック・ハードと SURVIVOR 的な 80's アメリカン産業ロック的なサウンドの中間あたりに位置する、落ち着いた A.O.R. 風味にも包まれた嬉しいスタイルだ。

買った動機こそ、上記主要メンバーの人脈からスカウトした多数のゲスト陣の中に Johnny Öhlin (g/DYONYSUS), Benny Jansson (g/TEARS OF ANGER etc.), Kristian Niemann (g/THERION) というそそられる超絶ギタリスト達の名に食指を動かされて・・・というやや不純なものだったんだけど、聴いてみたらこれが各楽曲の内容や全体の雰囲気もケッコウ好みで、思わぬ儲けモノ~って感じ。

正直、ゲスト・ギタリスト陣の各プレイはそれぞれの個性をコンパクトに凝縮して燃焼させつつもそのフィーチュア度はかなり低めで(ってゆーか Andreas 自身のギター・プレイがメッチャ上手くてビックリなんだけど!)、そのあたりに関してちょいと過剰な期待をし過ぎだったなぁと思うし、楽曲も押し並べて平均点以上の出来だとは思うけれども今のところはも突き抜けた即効性にイマイチ欠ける感じ・・・ではあるんだけど、この高品質の本格派メロディック・ロックの“畑違いのアーティストによる突発的なプロジェクト臭”が希薄な「このスタイルこそが彼が持って生まれた物」と思える堂々とした統一感は、思いのほか魅力的なんだよね。

ドライヴの BGM として風景に溶け込ませながら聴き流すも心地良く、また一歩踏み込んで聴き込めば MIND'S EYE 譲りの緻密なアンサンブルに支えられた旋律の妙が染み入る、きっと今後末永く聴き続けるであろう一枚になりそうなヨカーン。

 (Feb. 26, 2005)

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