Impressions
AOR が好きだ。ソフィスティケイトされたマイルドな音像に身を委ねてベイエリアなんかを流した日にゃ、もうサイコー。中でも初期 TOTO は、AOR 特有のアーバン・テイストのみならず、ハード・ロックのエッジ、プログレッシヴ・ロックのダイナミズムに彩られたマイナー・スケールの哀愁がバリバリに溢れ、大のお気に入り。Hydra, Dragon といったファンタジックな世界観、そしてジャケットの「剣」にもそそられるでしょ。(笑)
実は TOTO には生涯忘れ得ぬ強烈な「泣き」の思い出がある。 82年か83年ごろ、当時高校3年生だった私は TOTO 野外コンサートの会場である名古屋市郊外のゴルフ場へとバイクを走らせていた・・・が、途中でナント左折車に巻き込まれてしまったのだ! バイク(250cc)はオシャカ。私は血まみれ。しかし私は骨に異常が無いと自己診断し、事故処理の手続きが終わるや否や加害者の方が薦める救急車の手配をも断りその場から速攻で電車に乗り換えて会場に向かったのだ!
・・・それはそれは凄絶なショウだった。夕暮れの "99" に流した涙は、決して痛みだけのせいではなかったはず・・・。
ちなみに、EVERY LITTLE THING の作曲/編曲者(あえて五十嵐とは書かないところがミソ←うひゃー、そのうち抹殺されるぞ!>俺 ^_^;)に「超」多大な影響を与えているアルバムでもあります。(苦笑)
(1998/10/13:記)
満足度 : 90%