Impressions
LACUNA COIL / Lacuna Coil (1998)
投稿日: 1998/05/20
「THEATRE OF TRAGEDY、初期 THE 3RD AND MORTAL ファン必聴!」ってなそそられるキャッチに、ミニ・アルバム(6曲入り)ならではの価格の安さも手伝って、素性も分からぬまま買ってしまったイタリアのゴシックバンドのデビュー作。こういうバクチ的な買い方が一番楽しいよね。(浪費してスマン>嫁)
で、聴いてみたところ、そのサウンドのクオリティはかなり高くて、浪費に終わらず一安心。ただ上記2バンドのような耽美・神秘的な部分はあまり感じず、はっきりしたロックのビートとメタリックなリフを中心にアコギやピアノで味付けをしたもので、喩えていうなれば THE GATHERING や PARADISE LOST ("Icon" 当時)に共通点を見出せる・・・というか似ている!(^_^;)・・・と思って聴くと女声シンガーである Cristina Seabbia の張りのある堂々とした歌唱は Anneke Van Giersbergen を嫌でも彷彿させるし、そこに絡んでくる男声シンガー Andrea Ferro は Nick Holmes に酷似しているなぁ。
まぁこのようにオリジナリティは希薄かもしれないが、曲自体の出来はカナリ良いので、本作も6曲というのが物足りないほどに充分に楽しめるし、今後リリースされるであろう(祈!)フルアルバムにも期待をせずにはいられない。
ちなみに Cristina Seabbia 嬢、ゴシック界屈指のグッドルッキンです!(当社比)
満足度 : 80%