Impressions
デビュー時、ハンガリーなんて珍しい地域から出現で驚かせてくれたゴシック・メタルバンド EVEN SONG の 2nd は、LACUNA COIL を思わせた典型的な男女デュエット型ゴシックだった前作とは打って変わって、シンフォニック度&メタル度大幅アップによりドラマティックな雰囲気に包まれている。
低音普通声の男声と、儚げ・・・というよりは弱々しげなソプラノ系女声のデュエットは相変わらずながら、派手なシンフォ・アレンジとバックで始終鳴り続けるややネオ=クラシカルなテイストを振り撒くギターフレーズが醸し出すのは、誤解を恐れずに言ってしまえば NIGHTWISH 的感触・・・とも言えば聞こえはいいが、イマイチ面白みに欠けるんだな。
それは多分メロディや曲そのものに魅力を感じるスポットが少ないってのが一番の原因なんだと思うけど、オレ的にはもうひとつ、とにかくズーーーっとピロピロと弾きまくり続けるギタリストが Axel Rudi Pell, Lars Eric Matsson, Maestro Alex Glegory 的な(わかっていただけます・・・よね?/苦笑)見当違いなハズし方をしているのが気になるんだよなぁ。全体的にちょいドタバタ気味だし。
満足度 : 69%